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2012年1月の読書記録 [読書]

毎日寒いですね。でも立春を過ぎると何となく、冬はエンドレスではないのだなという予感のような安心感のようなものを覚えます。インフルエンザも流行っているようですが、受験生はじめ頑張っている人たちがベストを尽くせますように。

1月の私的大事件といえば、会社の帰りに鳳蘭様を目撃してしまったことでしょうか。職場の最寄り駅で、ひときわ大きな大阪弁で話される女性がいるなと思ったら。斜め後ろから見ただけですぐに分かりました、ツレ様。キリッと背筋を伸ばされ、でもすごくリラックスしたご様子で満員の地下鉄に乗り込んでいかれました。でもなんで地下鉄なんて乗ってたんだろう…その場が舞台の一場面に見えるくらいのオーラでした。

大劇場公演を観たけどやっぱりもう一度、ということで星組「オーシャンズ11」も観てきました。日程が進むにつれて皆存分に弾けるようになり、どの場面も濃くて楽しかったな~。星組パワー、たいていのことは成し遂げる、いや力技でやってのける感じ(ジュンコ先生が高笑いをされるという逸話も嬉しかった…勝手に共通点)も健在。途中で「星組大好きだよ~」と心の中で絶叫してました(意味不明)。少しメンバー入れ替わるけど、次はもっと恋愛要素がキッチリある作品も観てみたいです。
マヤさん(未沙のえるさん)への万雷の拍手にも加わることができて、全部の思いを込められたか自信はないけれど、ちゃんとお礼とお別れができたような気がしてそれも良かったです。皆マヤさんに拍手したくて劇場に来ているのでは、と思うくらいの大迫力でした。トップスターのように光のあたる場所ではないけれど、誰もができるわけではない、代わりの利かない貴重な立ち位置を勤め上げられたというのは、やはり大変なことなんだと思います。
昨年の「再会」で紫苑ゆうさんが「年齢のせいか睫毛に糊をつけられなくなってきた」と仰った際、真っ先に思い浮かんだのがマヤさんのことでした。そうか、夢を売るフェアリーであり続けること、毎日舞台に立ち続けることはそういうことなんだと。若ければ若さと闘い、ベテランは闘っていないように見せかけながら、やっぱりいろんなことと闘いながら舞台に立っているんだなあ。楽しい舞台で心からの拍手を送ることができて幸せでした。マヤさんのこれからが、輝きに満ちていますように。金魚は飼うのかな。

さて読書記録。古い順の時系列に並べることもできると判明しました…

読んだ本の数: 5冊
読んだページ数: 1,529ページ

小澤征爾さんと、音楽について話をする小澤征爾さんと、音楽について話をする
村上春樹は正直あまり得意ではないという意識があり、書店の平台を何度かぐるぐると逡巡した末、やっぱりどうしても興味があったので着手。レコード聴き比べも「あははは」と豪快に笑う小澤さんのトークも世界を飛び回る思い出話も面白かったけれど、やはり最後の音楽祭からが本格的にじわじわきました。小澤さんの「あとがき」も想定外のタッチで、まるで一遍の音楽作品を聴き終わったときのような、もしくはひとつの音楽作品がだんだんに出来上がるのを見たような、しっとり良い読後感。今後もっと音楽に向き合っていくのが楽しみになりました
読了日:01月10日 著者:小澤 征爾,村上 春樹


蝉しぐれ (文春文庫)蝉しぐれ(文春文庫)
今年もお正月恒例の再読。ああ毎年お正月にこの読後感を味わえるなんて本当に幸せ。ぐっとくる文章だらけで何度も引き返したりしながらじっくり味わって読みました。泣きポイントは毎年変わるというより増える。だからといって読むのがゆっくりになるかと思いきや、息もつかせぬ展開だったりもするので…ありきたりの感想ですが、やっぱり名作です
読了日:01月13日 著者:藤沢 周平


大阪づくし 私の産声―山崎豊子自作を語る 人生編 (新潮文庫)大阪づくし 私の産声―山崎豊子自作を語る 人生編(新潮文庫)
私にはこの人が分からない。確信犯なのか純粋な創作意欲なのか、天然なのか計算なのか。いちいち物議を醸すけど読めば文句なしに面白い小説。書かねばならないと思ったら、もがきつつがしがし進んでゆく。意志が強いとも言うし思い込みが激しいとも言える。一見ど~でも良いのに気付けば読み進んでしまう大阪の話、深遠な小説論。さすが物書きと思わせる一方で、ただのミーハーにも見えてしまう。頭の中に大きな宇宙を内包する大阪のおばちゃん、とにかく理解の域を超えている…
読了日:01月19日 著者:山崎 豊子


聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)聞く力―心をひらく35のヒント(文春新書)
この人の書く文章は優しくて面白くて、でも簡潔でお気に入りです。聞いたことはある気がするのですが、「自分はインタビューが苦手」をここまで強調する人だとは。でも苦手苦手と言いながらずっと続けているというのは、やはり楽しいお仕事だからなのではないでしょうか。次こそ失敗するかもと思いながらやっぱり続けてしまうというのはすごく分かる気がします。インタビュアーならずとも人と人が接していくうえで示唆となる言葉や対談相手のお人柄が伺えるエピソードなども多く盛りだくさんでした
読了日:01月21日 著者:阿川 佐和子


医療格差  角川SSC新書 (角川SSC新書)医療格差 角川SSC新書(角川SSC新書)
学生時代、大学へ講演しに来た川田さんは、もっと声張って喋れないのかなあと心配になるようなフツーの青年だった。年齢もそんなに違わない人が声を上げ、問題意識を持って代議士になり、国会で代表質問までするようになったのに、同世代の私は何やってるんだろう。賛成・反対はともかく、ちゃんとこの人の考えることや書くことを追っていようと、それだけは最低でもしておこうと思った。ゴールは遠くて結構。整理してロードマップ敷いて、迷いながら軌道修正しながら成し遂げたら良い。で、こっちも傍観者だけにはなったらいけないと思った
読了日:01月29日 著者:川田 龍平


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